氷ノ山(1510m) 兵庫県・鳥取県

2007/02/25 曇り 【コースタイム 3時間56分】 MAP (途中からスノーシュー)

東尾根登山口[10:14](27分)東尾根避難小屋(84分)神大ヒュッテ(30分)頂上
頂上(18分)神大ヒュッテ(54分)東尾根避難小屋(23分)東尾根登山口[15:05]

関宮町・氷ノ山国際スキー場へ。福定で親水公園(標識)への左林道を進み福定親水公園、スキー場を過ぎて、すぐにある東尾根登山口(P)まで。 WC(親水公園と頂上は冬季閉鎖) スキー場オープン時は福定のリフト乗場のPへ


東尾根登山口
花粉を避けて雪のある氷ノ山へ。
ぶんまわし尾根も歩きたかったが時間がないため、今回は雪の東尾根を歩くことに決めた。2日前の情報では雪不足で終了した国際スキー場の林道まで車が走行できると聞いていたが、運よく東尾根登山口まで車で入ることができた。
スノーシューをザックに着けて登り始めると、本当に2月かと思うほど雪が少なかった。
登る時に「雪が少ないから夏道ですよ」と聞いた。

東尾根避難小屋
東尾根避難小屋までの林の中の階段はよく凍てており、アイゼンを着けていなかったのでスリップに注意した。避難小屋からは地面が見えているところもあるが、まずまず雪道となっていった。

尾根

一の谷休憩所を過ぎて

一の谷水場
ドウダンツツジの群生地を過ぎて、あまり地面が見えなくなってきたのでスノーシューを着けて一の谷休憩所を過ぎた。この辺りは展望が良く、鉢伏山、段ヶ峰や藤無山などを望むことができた。
しだいに雪の急斜面になり一の谷水場を渡ってから、道幅の狭い急勾配をジグザグに登っていく。
「こしき岩より急とちがうん」と言いながらショートカットしかけるが急すぎて、回る方が早い。

一の谷水場の急斜面

ネマガリダケのある雪原(?)

神大ヒュッテ
急勾配を登りきると、大きなブナのある雪原に出た。ササが出ているが綺麗なところで一息ついた。
ここからは緩やかな道となり神大ヒュッテ手前では見晴らしも良くなり、真っ白な大段ヶ平も見えていた。
神大ヒュッテまでで12名ほどの下山する人と擦れ違った。ここで丁度お昼になったが昼食を済ませると登る気力がなくなりそうな気がして、そのまま登ることにした。

神大ヒュッテ上部から振り返る・左後方に藤無山

ブナの霧氷

千本杉を抜けて
ヒュッテ上部は綺麗なところである。以前、新雪の大段ヶ平から登ったときも綺麗だった。
景色を眺めながらゆっくりと登っていった。
近道をして千本杉の中を通り抜け、ササが出ている雪原に出た。

頂上
標高が高くなるにつれて視界は悪くなり、最後の杉林を抜けると辺りは真っ白。頂上の小屋が目の前に見えるはずだが全く見えなかった。
雪原を登りやっと小屋が見えて頂上に到着し、暖かい昼食を摂るためすぐに小屋に入った。
小屋内はこの冬登った中で、入れ代わり立ち代り一番人が多かった。

下山開始・周囲は真っ白
他の人と話しをしながらも手早く片付けて小屋を出ると、周囲は一層、真っ白!そんな-7℃の頂上を後にした。
神大ヒュッテで大段ヶ平へ下りたかったがそんな訳にもいかず、登ってきた東尾根を下っていった。
一の谷水場上部のジグザグをショートカットしたが、急過ぎて滑り過ぎ、ササを持ってブレーキをかけながら滑り下りた。ブレーキかけながらのシリセードもした。

一の谷休憩所
一の谷休憩所を過ぎてからはスノーシューはやっかいものとなった。こんな時はアイゼンがいい。
東尾根避難小屋に着くと小屋のドアが開いたままなのが気になり閉めて下りる。小屋からはまだ凍っている林の中の階段を下り駐車地に着いた。
ここに奈良の5人グループが居られ、その一人が親水公園まで車を取りにもどるため便乗された。
雪の東尾根は想像以上に良く、満足のいく雪山歩きとなった。


HOME
inserted by FC2 system